April 2005–April 2012
ロンドン パリ 2 (n)

テートブリテンから、テムズ川はさんで南側に見えるガラスのマジンガーZ群みたいな建物が異様な存在感でした。
なんの建物かは知りませんが。

ヘイワードギャラリーが入ってる建物は彫刻作品みたいな存在感でした。ちょうど入れ替え期で何も見れなかったのが残念。

そのまま歩いてナショナルギャラリーへ。
イルカを手にもって水を吹かせてる噴水って、なんだかおかしい。
神話上のエピソードが元になってたりするんでしょうか。

ナショナルギャラリーの絵画群には圧倒されました。これが無料なんだからすごい。日本でも作品の前でスケッチしてる人は見たことあったけど、油絵で模写してる人は初めて見ました。通えるんだなあと。

テートブリテンでも、ナショナルギャラリーでも、フランス人が結構たくさん来てたんだけど、彼らは作品の前でよく喋る。解説をしてるのか、自分の意見を言ってるのかはわからないけど、ベースにある知識なり、意識なりの差を感じました。

ヤン・ファン・アイクの「アルノルフィーニ夫妻の肖像画」は、思ってたよりも小さくてびっくり。筆や絵の具のタッチが見えないほどの異様な描き込み具合に、対象へのものすごい執着を感じました。
ちなみにこの作品、壁の真ん中の鏡に、夫婦の背中が映ってて、その奥のドアのところに人が2人いるんだけど、片方が作者であろうと言われてるらしいです。そんでもって、鏡の上に書いてある文字が実は作者のサインになってるって話。グループで来てる人たちは、みんなこの鏡のあたりを指差して解説してて、「ああ。ここポイントなんだ(笑)」と。

テートブリテンにもターナーの未完成作品が展示してあって、実は、完成作品よりも心惹かれるものがあったんだけど、ナショナルギャラリーにも宗教画の未完成作品が展示してあって、やっぱり心惹かれました。(naoya)
by agasuke_net | 2005-12-25 19:15 | Art
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