April 2005–April 2012
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![]() 先週、久しぶりに映画館で映画を観ました。 「ハックル」です。 勝手にかなりの期待をしてたのですが、祝日にも関わらず映画館はガラガラ。60席程度の小さな映画館に客は10人という注目度!「失敗したかなあ」なんてビビりながら。 で、見終わった感想。 すっごい面白かった!!オススメ!! とは言いにくいですし、 眠くなる人もいるかもしれませんが、 でも、興味深い映画。 「ハックル」ってのはハンガリー語でしゃっくりの「ヒック」にあたる言葉らしいんだけど、おじいちゃんのしゃっくりがずーっととまらないんですわ。これがなにを暗示してるんだろうって考えながら観てたわけなのですが、 セリフないし、ストーリーがあるのかどうかも最初はよくわからなくて、ただただ、坦々としてる。 この坦々とした中で、いつのまにかグリム童話とか、ちるちる・みちるとか、あるいは、日本にもある田舎の昔話(風習?)のような坦々とした残酷さが描かれていく。それらは実は昔からごく普通に、脈々と続いてるようなことでもあって、日常生活におけるしゃっくりのようなものでしかないということかも。と考えたり。(勝手な解釈) ![]() そしてその表現手法として、セリフなし。ただし、周囲の音は一切逃さない。気持ち良くなるほど。 だから、人間ではない「別のなにか」の視点で描かれてる感じがする。 人間主体のドラマではなく、環境とか自然とか、村とか、そういうもの一部として人間もたまたまそこにいて、それを人智とか感情とかそういうものに関係ない傍観者によって撮られたような。 そういう意味で観たことのない映画だった。 と思うと同時に共感するものもあって、同年代の人の作品だなあとも。 ハンガリーのサイトは凝った作りになってました。実際の映画の雰囲気にもこっちの方が近いかも。 ちなみに、イメージフォーラムで同時にやってる「誰がために」も気になってます。内容はもちろん、ウチの近所で撮影してたってのもあってね(naoya) ![]()
by agasuke_net
| 2005-11-09 23:02
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